我国における農業の現状と将来
現在、農業従事者の平均年齢は約66歳で、従業人口の約7割が65歳以上の高齢者で占められている。毎年約10万人が離農しており、今後団塊の世代の高齢化によって更に加速され、この状況を止める対策は皆無と言っても過言ではない。このままでは食品野菜の国内供給が極めて困難な状況になることは、火を見るより明らかである。
消費者の食に対する「安全・安心」は、極めて高く、外国産野菜ではその要求を満たすことは出来ない。機械化による農産物の生産向上は、特定の作物に限定されており、育成状況や形状が異なり、取り扱いが難しい露地栽培葉物野菜の機械化は極めて難しい。農業従事者の減少を補完し、「食の安心・安全」の要求に応え、10年後その供給を担う方法として、「人工光による、野菜栽培」は、最も効果的な対策である。
【新システム特徴】(従来設備との比較)
設備費用/生産数量=1/3、生産コスト=1/2、設置面積/生産数量=1/2
藻の発生完全防止、無人自動化(無菌化)
発芽・育苗・生育の一貫生産、耐震性
小型(500株/日)~大型施設まで同じシステムで構築可能(モジュール化)